経営学
2010年 01月 09日
いま、「オーケストラの経営学」という本を読んでいます。
元楽団員でいまは経営学の先生という異色の著者による本ですが、オーケストラにとどまらずクラシック全体の話になるのでとても興味深く読み進めています。
先日、例の「仕分け」で文化庁のオーケストラ関係の予算や私も秋にやった「学校における芸術家派遣」が削減の対象となりました。結局署名のおかげで現状維持はできたそうですが日本はアメリカのように民間で成り立つシステムにもなっていないし(寄付が税金対策にならない)上にヨーロッパのように国が芸術を保護しない(フランスの文化予算の国の予算に占める割合は日本の何倍にもなる。というより、先進国で最低。その上、韓国の半分にも達しない)。
さらに、なにかあれば真っ先に削減のやり玉にあがる。など、厳しい状況です。
もちろん、私たちの努力が足りない。傲慢であるという批判もいただきます。
自分としてもさらに今の何倍も努力を重ねていかなくてはいけないと思います。
この本ではそういった業界自体の取り組みにも問題提起しており、参考になります。
音楽の仕事というのは自分たちが音楽を演奏して癒しを作ったり、または演奏する人へのレッスンを通してたくさんの人の自己表現の幅を広げるお手伝いをすることで社会に貢献しようということだと私は考えています。
社会が目まぐるしく動く時期ですが自分の仕事の意義を確認する機会をととらえて頑張っていこうと思います。
元楽団員でいまは経営学の先生という異色の著者による本ですが、オーケストラにとどまらずクラシック全体の話になるのでとても興味深く読み進めています。
先日、例の「仕分け」で文化庁のオーケストラ関係の予算や私も秋にやった「学校における芸術家派遣」が削減の対象となりました。結局署名のおかげで現状維持はできたそうですが日本はアメリカのように民間で成り立つシステムにもなっていないし(寄付が税金対策にならない)上にヨーロッパのように国が芸術を保護しない(フランスの文化予算の国の予算に占める割合は日本の何倍にもなる。というより、先進国で最低。その上、韓国の半分にも達しない)。
さらに、なにかあれば真っ先に削減のやり玉にあがる。など、厳しい状況です。
もちろん、私たちの努力が足りない。傲慢であるという批判もいただきます。
自分としてもさらに今の何倍も努力を重ねていかなくてはいけないと思います。
この本ではそういった業界自体の取り組みにも問題提起しており、参考になります。
音楽の仕事というのは自分たちが音楽を演奏して癒しを作ったり、または演奏する人へのレッスンを通してたくさんの人の自己表現の幅を広げるお手伝いをすることで社会に貢献しようということだと私は考えています。
社会が目まぐるしく動く時期ですが自分の仕事の意義を確認する機会をととらえて頑張っていこうと思います。
by clarinette-kanou
| 2010-01-09 10:52