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クラリネット奏者・叶光徳の日記です


by clarinette-kanou
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あけましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年の年末年始はかなりばっちりお休みをいただいています。

元旦は自分の原点を思い出す出来事がありました。

うちはカトリックのクリスチャンで、私は物心ついたときには日曜日に教会に行くことは当たり前、という子供時代でした。

小学生の頃は「侍者」と呼ばれる神父様のミサの助手。
中学生になって両親から「オルガンでも弾いてみたら」という軽い一言でミサの賛美歌の伴奏をしていました。
といっても、当時ピアノを習っていた訳でもないので全然弾けなくてだいぶ迷惑をかけていたように思います。
でも、聖歌のハーモニーは大好きで、うちで練習しながら弾けるところだけは悦に入っていた覚えがあります。

今日、元旦のミサに行き、ミサ後、ちょっとだけオルガンに触らせてもらいました。
さすがに中学生のときよりは譜面も読めるようになっているので昔弾くのに苦労していたところも少し楽になっていましたが、それより、聖歌ってなんて美しいんだろう。

和声の動きの面白さとオルガンの音色の美しさにハッとさせられ、感動しました。
いつも好きで音楽をやっているはずなのにこの瑞々しい感動、久しぶり。心が躍っていました。

いままで考えたことがなかったけど、実は管楽器を始める前から教会で聖歌を歌うことで音楽にはずっと触れていて、それが今に至るまで自分の根っこにある。
「グローリア」や「サンクトゥス」など、ミサ曲の歌詞も分かるし、「パーテルノステル」の祈りも全部暗唱しているし、聖歌の間で歌うレシタティーヴォの感じも自然に身体に入っています。
軽い気持ちで息子に「オルガンやってみたら」といってくれた両親にも感謝の気持ちが湧きます。

これから、ちょくちょくオルガンを弾きに行ってみよう。
ちょうど、下野先生からもヴェロ先生からもハーモニーの勉強をしなさい、というアドバイスをいただいていたし。

新年早々、いいことがありました。

実はもう一つ、昔を思い出す出来事があったのですがそれはまた書きます。
by clarinette-kanou | 2014-01-02 00:37