ブラームス
2006年 04月 13日
昨日はトリオの2回目の合わせ。
ブラームス、やっぱり難しい。ニュアンスとか、発音とか。技術的にはそうでもないのに、曲ににならない。曲の「仕掛け」がうまくはまらないとわけが分からない。
あとはこの1週間で熟成させて来週の合わせから本番へもっていくことだと思います。
昨年国際クラフェスで聞いたN響の磯部先生のブラームスとシューマンのクラリネット作品に関する研究を参考に曲を解釈すると「深い」。随所に出てくるクララのテーマとシューマン、ブラームスのテーマが絡み合って濃密な世界を作っています。ちょっとクラクラしそうです。
ブラームスは晩年思いを寄せていたシューマンの妻クララと仲たがいするのですが、そのとき、クラリネットの作品を書き、「クララと同じ語源をもつ名前の楽器で曲を書きましたよ」的な感じで仲直りをする手紙を送ったそうです。つまり、ブラームスにとってはちょっと特別な思い入れのある楽器だったそうなんです。ミュールフェルトという名手との出会いがきっかけですが、これだけの名曲を残してくれたのはそれだけの理由ではないんですね。
リサイタルの時にはこの辺の話もちょっと突っ込んでお話しようと思っています。
お楽しみに。
ブラームス、やっぱり難しい。ニュアンスとか、発音とか。技術的にはそうでもないのに、曲ににならない。曲の「仕掛け」がうまくはまらないとわけが分からない。
あとはこの1週間で熟成させて来週の合わせから本番へもっていくことだと思います。
昨年国際クラフェスで聞いたN響の磯部先生のブラームスとシューマンのクラリネット作品に関する研究を参考に曲を解釈すると「深い」。随所に出てくるクララのテーマとシューマン、ブラームスのテーマが絡み合って濃密な世界を作っています。ちょっとクラクラしそうです。
ブラームスは晩年思いを寄せていたシューマンの妻クララと仲たがいするのですが、そのとき、クラリネットの作品を書き、「クララと同じ語源をもつ名前の楽器で曲を書きましたよ」的な感じで仲直りをする手紙を送ったそうです。つまり、ブラームスにとってはちょっと特別な思い入れのある楽器だったそうなんです。ミュールフェルトという名手との出会いがきっかけですが、これだけの名曲を残してくれたのはそれだけの理由ではないんですね。
リサイタルの時にはこの辺の話もちょっと突っ込んでお話しようと思っています。
お楽しみに。
by clarinette-kanou
| 2006-04-13 11:21