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クラリネット奏者・叶光徳の日記です


by clarinette-kanou
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クラフェスの余韻

クラフェスが終わっても暇にはならず、今日はチェンバーでの本番。今日からまた3日連続で本番です。今日、明後日はチェンバー、明日は木管五重奏。

クラフェスで聞いたコンチェルティーノが耳から離れず、今日の夕方のレッスンの合間にずっと吹いていました。
受験生のころ死ぬほど復習ったのに全然吹けなかった曲です。
なので暗譜だけはいまでも大丈夫。

受験で「コンチェルティーノアレルギー」ができてこの曲にとても苦手意識ができていたので実は大人になってからこの曲を1度も人前で吹いたことがありません。
とにかく、クラリネットの曲で嫌いな曲ナンバー1でした。

ですが、今回、ソリストの皆さんのあまりにすばらしいソロをコンサートマスターの席で聞いてしまい、この曲の魅力に改めて気づかされました。1、5メートル先で演奏しているソリストのオーラに染まってしまいました。

で、そろそろ人前で吹いてみようかな、という気になりました。

ちょうど来月のホシヤマサロンコンサートの曲をまだ決めていなかったので今回はコンチェルティーノをやってみることにしました。
クラフェスの余韻でちょっとはうまく吹ける・・・かも。
# by clarinette-kanou | 2013-10-29 22:03

クラフェス終了

クラフェス、大成功のうちに終了しました。

この2ヶ月あまり、相当なエネルギーをかけて企画、運営にあたってきました。
このブログの更新が止まっている間はクラフェスにかかり切りになっていた、という状態でした。

とにかく、当日自分がバタバタしないで冷静でいることを目標に当日の各所の流れをイメージし、担当者を配置してやっておくことを伝え、自分では細かい作業をできるだけしないように心がけました。
エニグムと若手フリーのメンバーで構成した実行委員会の皆さんが本当によく協力してくれて、サークルのように和気あいあいと仕事をこなしてくれました。良いメンバーで運営できたことが成功の最大の理由です。

そして豪華なゲストの皆さんも暖かく、楽しいかばかりで当日はとにかく楽しくて仕方がありませんでした。

内容も充実でコンサートはもちろんのこと公開レッスンにもたくさんの聴講の方がきてくださって、展示ブースも常時にぎわい、みなさんがとても楽しそうにブースで試奏していました。
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打ち上げも盛り上がりました。
こんなにうまくいっちゃって、本当に感謝しかありません。
最後に、恩師の千石先生、日比野先生、野田先生とそれぞれの門下生で集合写真を撮りました。
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これから、著作権の手続きや会計決算などもありますがひとまず大きな山を越えました。
出演してくださった皆様、協賛各社の皆様、ご来場いただいた皆様、関係したすべての皆様に感謝したいと思います。
# by clarinette-kanou | 2013-10-28 22:09

今回のクラフェス

いよいよクラフェスが明後日から始まります。

台風の影響が心配ですがここまで事務局として準備をしてきて、実行委員会の連携のよさがすばらしく、ノートラブルできています。
このフェスティバルがきまったのは1年半前の昨年春。
師匠の野田先生から「本当は高崎に決まっていたんだけど、高崎に新しいホールが来年できるからそこでやりたい、なので仙台でやってもらえないか」という連絡が日比野先生と私にきました。
断る理由もないのでOK。
でも、実は最初嫌で嫌で仕方がありませんでした。面倒なこと多そうだし、結局のところ、ボランティア活動だし。

ですが、準備を進めるうちに、20年前のクラリネットフェスティバルを思い出しました。
当時高校2年生でとてもわくわくしながら青年文化センターに聞きに行きました。
仙台フィル、山響の先生方のメンデルスゾーンに興奮、山本正治先生のブラームスにうっとりし、初めて聞くクラリネットの大合奏の響きに心を奪われました。そして、自分もそこで演奏したい、と強く思っていました。

今回のフェスティバルでいまの学生たちが当時の自分のような思いになってくれるのなら少しはお世話になった先生方、仙台のクラリネット界への恩返しになるのではないか、と思うようになったらだんだん本気になってきました。

今回はすばらしいゲストのみなさんが集まり、群馬から野田先生も友情出演で駆けつけてくださり、当然のように仙台フィルのみなさんも来てくれて先日お世話になった自衛隊の音楽隊のみなさんも参加。ふたを開けてみたら自分のクラリネット人生で出会った人たち大集合みたいになってしまいました。

あと数日、最後の追い込みですが準備にあたりたいと思います。
今日になってすごい勢いでチケットの予約も入っています。

それにしても、このごろ昔を思い出すできごとが多いのはなんでだろう。
# by clarinette-kanou | 2013-10-24 10:19

キーボード

またご無沙汰していました。
なんだかんだ言ってパソコンに向かうとクラフェスの仕事をしてしまうので自分のブログまでなかなか更新できませんでした。

クラフェスが終わったらまた前のペースに戻します。ご容赦ください。

今日、指導している小学校のバンドの子に昔使っていたキーボードをあげました。
私が中学生のときに小遣いで買ったもので、楽器というよりはおもちゃ、というぐらいの小さなキーボードです。
でも、当時うちには鍵盤楽器がなにもなかったので買ったときはうれしくて、ずっとその鍵盤で遊んでいました。作曲のまねごとをしたり、いろいろ弾いて夢を膨らませていました。
ずいぶん使いましたがその1年半後、高校の合格祝いにピアノを買ってもらえたのでそのキーボードは高校時代、部屋でのソルフェージュの練習用に。

その後、大人になってからは部屋に電子ピアノを置いたためそのキーボードは押し入れに眠っていました。

あげた男の子は、6年生になってからバンドにはいって来たのですが音楽が大好きで、ピアノも習っていないのに自分で自分で弾いたり、バンドの休憩中もハーモニーディレクターをずっと弾いていたり、自分の楽器も熱心に練習していて音楽をやりたいオーラが全開ででていましたが聞いてみたら家にはなにも楽器がなく、もっとやりたい、ということでした。
なんだか、昔の自分を見ているようで、あのキーボードを思い出しました。もう自分が使うことはないからあれをあげよう。

押し入れから出してみたら昔のことがいろいろ思い出されて、音楽に夢中だった少年時代がよみがえってきました。

今となってはこんなくたびれたしがないおじさんになってしまいましたがああいう時代もあったんだなあ。

その男の子はそのキーボードを喜んでもらってくれました。
珍しく、いいことした気分でした。
# by clarinette-kanou | 2013-10-23 23:30

サイン

台風がくるということでいよいよ雨も降ってきました。
明日の昼までの予定はすべてキャンセル。

明日の午前中はうちで明後日の指揮のレッスンの勉強、自分の練習、クラフェスの事務作業を進めよう。そういうことをするには良い時間ができました。

チェンバーのCDのためにメンバーの皆さんに考えてもらった私のサインです。
自分ではとてもじゃないけど考えられず、ソプラノの勝又さんが1年以上前に原案を考えてくれてそれをピアノの門脇さんが先週の郡山ツアーでの夕食後に直してくれて完成しました。
そして、郡山駅のタリーズで門脇さんの指導のもとサインのレッスン。
隣のお客さんが訝しげに見る中、何度も何度も練習。
かっこ良く書くには「スピード」が大事だそうです。たしかに、ゆっくり書くと線がきれいに見えない。

ということでCDの詳しいことはチェンバーのホームページにのせています。
ご所望の方はメールください。いまのところ店頭で買えるのはアエルのホシヤマさんだけですが随時扱ってくれるところを増やしたいと思っています。

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# by clarinette-kanou | 2013-10-15 21:22