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クラリネット奏者・叶光徳の日記です


by clarinette-kanou
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春の奏音

昨日、はさま吹奏楽団・アポロ吹奏楽団・若柳ウインド・オーケストラの3団体による合同演奏会「第4回 春の奏音」が登米祝祭劇場「水の里ホール」で開催されました。
はじめに各団体の単独ステージ。そして、後半は3団体の合同ステージで、私ははさま単独では マーチ「春風」、稲穂の波、パイレーツ・オブ・カリビアンの3曲を振り、合同ではスカイハイ、エル・カミーノ・レアル、ノーモアクライを指揮、そして、「シング・シング・シング」のクラソロまで吹くというけっこうハードなプログラムでした。
現在アポロ吹奏楽団の常任になられた高校時代の恩師、佐藤公一郎先生と思わぬところで競演ができました。恩師の棒はやっぱり音楽的で、合奏の合間にお話しすることも昔と変わらず、私も高校生に戻ったように合奏に参加していました。
はさま吹奏楽団とのおつきあいも3年目、昨年のこの演奏会、定期演奏会に続いて3度目の演奏会で少しずつ、分かってきたような気がします。あまり早急にものごとを動かすのは得意でないので徐々に慣れていっています。
合同での「エルカミ」は結構な高速テンポで行ってしまいました。自分でも振り始めてからびっくりしてしまいました。実際、演奏中、休みのときに苦笑する方がたくさんいて、心のなかで「あ~ すいません(>_<) でも、いいテンポ!」って思ってました。本当にいいテンポでした。特に最後のほうの中間部のテーマの再現のところ、気持ちよく踊らせていただきました。
一般の団体に関わるようになり、以前よりも吹奏楽が社会にそのように接していくか、そして、小・中・高での吹奏楽活動の行く先としての一般バンドがどれだけ活発になれるかというのは吹奏楽が本物の文化として根付いているかの基準のひとつになると思うようになりました。本当はもっと社会人吹奏楽団はあっていいのではないでしょうか。レベルにしても、コンクール志向にならなくても、親子で一緒に演奏できるような環境や地域と密接に関わっていけるバンドがあっていいし、これからはシニアバンドもできてくるでしょう。(実際、大先輩の講師の方が仙台にシニアウインドアンサンブル」というのをつくっていらっしゃいます) より多くの人たちが一生音楽を財産に生きていけるよう、日ごろのレッスンや演奏をがんばっていきたいです。
by clarinette-kanou | 2005-05-23 23:00